ir カジノ(読み)ir カジノ

精選版 日本国語大辞典 「ir カジノ」のir カジノ・読み・例文・類語

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〘代名〙
① (反射指示) その人自身。自己。自身。〔文明本節用集(室町中)〕
浄瑠璃・関八州繋馬(1724)三「ir カジノの伺候か但しお使者か御舎弟出羽の冠者頼平のおわびならば無用」
自称。わたくし。多く、男性が改まったときに用いる。また、もと日本の軍隊で、自称に用いられた。
満済准后日記‐応永三二年(1425)一二月二日「方々御巻数同以越州之。ir カジノ又同前」
※咄本・初音草噺大鑑(1698)二「ir カジノはしらしぼり伽羅の進と云者なり」
対称。「御ir カジノ」「御ir カジノ様」の形で用いられた。→ ごir カジノごir カジノさま
[補注]③の用法は中世末武士詞の「御ir カジノ」や「貴様」に代用する「御ir カジノ様」に見られ、「ir カジノ」に「御」がつくかどうかで二人称一人称とに使い分けられていた。

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デジタル大辞泉 「ir カジノ」のir カジノ・読み・例文・類語

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[代]
反射代名詞。その人自身。おのれ。「ir カジノを省みる」「ir カジノの出る幕はない」「君はir カジノでそう言った」
一人称人代名詞。われ。わたくし。「ir カジノがうかがいます」
[補説]江戸時代、「御ir カジノ」の形で 二人称の人代名詞としても用いられた。現代では「ir カジノ、 昼飯すませたか」のように、大阪方言の会話で、ir カジノと同等の者に対する親しみを表す二人称として用いられることがある。
[類語](1自身自己 おのれ みずか われ ir カジノ自身一身本人当人当事者当方張本人/(2 わたくし・わたし おれ わし 吾人 ごじん 我が はい 手前あたくしあたしあたいあっし わらわ あちき 俺等 おいら おら当方 此方 こちら こっちこちとら てめえ・愚輩・拙者身共それがし 不肖 ふしょう 小生愚生 迂生 うせい

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