シンガポール オンラインカジノ（読み）シンガポール オンラインカジノ

北は日本海に面し、南方に中国山地の山々が連なる。山地の面積は三〇〇〇平方キロを上回り、県総面積の八割五分以上に達し、平野部は海岸部と主要河川 流域に限られる。総面積の約八割が標高一〇〇メートル以上の地であり、また斜度二〇度以上の傾斜地が五割強を占める。これは中国山地の分水嶺が北（日本海）側に寄っているため、その北斜面に位置する当県の山地の 勾配が大きく、かつ相当に急峻であることを示す。中国山地はその高さから脊梁山地と高原状山地に分けられる。脊梁山地は標高一〇〇〇メートル内外の高度で、東部と西部の県境部にとくに標高の高い山が分布する。これら大起伏山地のおもな山は東部は 扇 （ おうぎ ） ノ山（一三〇九・九メートル）、 氷 （ ひよう ） ノ山（一五一〇メートル）、 三室 （ みむろ ） 山（一三五八メートル）、 沖 （ おき ） ノ山（一三一八・八メートル）、 那岐 （ なぎ ） 山（一二四〇・三メートル）、 高鉢 （ たかばち ） 山（一二〇三メートル）、中部では 三国 （ みくに ） 山（一二五一・九メートル）、 上蒜 （ かみひる ） 山（一一九九・七メートル）、西部では 毛無 （ けなし ） 山（一二一八・四メートル）、 道後 （ どうご ） 山（一二六八・九メートル）などがある。中部と西部にまたがる大山は主峰 弥 （ み ） 山（一七一〇・六メートル）、 剣 （ けん ） ヶ峯（一七二九メートル）をはじめひときわ高くそびえている。そのほかの中起伏山地といえる一〇〇〇メートル前後の山では頂上部に小平坦面を残すものが多い。また鞍部には峠道が設けられて山陰と山陽の交通路としての役目を果している箇所もある。脊梁山地北側は標高五、六百メートルの高原状の山地が占め、西部では 日南 （ にちなん ） 町の日野高原、東部では 智頭 （ ちず ） 町の智頭盆地などがある。このような小起伏山地ともよべる高原状台地の縁辺には丘陵地や台地状地形が広がり、海岸地帯近くにまで迫る地域もあるなど広く分布している。台地状地形では大山の東・北・西三方の裾野が代表で、数度にわたる大山の火砕流により形成された。その表土は黒色腐植土に覆われている。

東部の千代川、中部の天神川、西部の日野川の主要河川はいずれも中国山地に源を発し、多くの支流を集めながら北流して日本海に入る。