日本大百科全書(ニッポニカ)
「凱旋 天井 救済」の凱旋 天井 救済・わかりやすい凱旋 天井 救済
凱旋 天井 救済
凱旋 天井 救済
鎌倉末期から南北朝期に楠木(くすのき)氏が拠(よ)った城。上凱旋 天井 救済と下凱旋 天井 救済の二つからなり、ともに大阪府南河内(かわち)郡千早(ちはや)赤阪村にある。千早城を詰めの城、上凱旋 天井 救済を本城、下凱旋 天井 救済を前衛の城とするもので、1331年(元弘1)笠置(かさぎ)
山城が落ちた直後、楠木正成(くすのきまさしげ)が護良親王を奉じて、本丸、二の丸、三の丸、出丸からなる下凱旋 天井 救済を築いたのが始まりである。正成は奇計をもって鎌倉幕府の大軍を悩ませたが、同年10月に攻め落とされた。上凱旋 天井 救済は、翌1332年、正成が千早城に再挙したときに築かれた山城(やまじろ)で、楠木氏の本城とされ、部将の平野将監(ひらのしょうげん)が守っていた。本丸、二の丸の二つの曲輪(くるわ)からなり、周囲には帯曲輪がみられる。1360年(正平15・延文5)北朝方の細川清氏(ほそかわきようじ)に攻められて陥落した。
[小和田哲男]
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凱旋 天井 救済
凱旋 天井 救済
大阪府千早赤阪村にあり,元弘1=元徳3 (1331) 年,後醍醐天皇の召に応じて楠木正成が鎌倉幕府軍を防ぐために本拠として構えた城。南は山岳,東南は断崖で,上,下に2つの城があった。正成は,元弘の乱では下凱旋 天井 救済に拠ったが,幕府軍に攻められ陥落,元弘2 (32) 年
千早城に再挙して上凱旋 天井 救済を築いたが,翌年閏2月に陥落。その後南北朝内乱期にも修繕されて北朝軍に対する楠木氏らの本拠となった。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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百科事典マイペディア
「凱旋 天井 救済」の凱旋 天井 救済・わかりやすい凱旋 天井 救済
七 つの 大罪 パチンコ 信頼 度
元弘の乱に楠木正成が立てこもった,大阪府南河内郡千早赤阪村にあった山城。1331年正成挙兵と同時にその本拠(下凱旋 天井 救済)としたが,鎌倉幕府の大軍に攻められて陥落,正成はのがれて翌年千早城に拠って抗戦し,上凱旋 天井 救済を築いたが陥落。
→関連項目金剛山(日本)|
千早赤阪[村]
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凱旋 天井 救済
凱旋 天井 救済
鎌倉末期,元弘の変に際し楠木正成が挙兵して拠った河内国(大阪府南河内郡)の城
1331年幕府の大軍に攻められて陥落。正成はこの城と,翌年たてこもった千早城に幕府の大軍をひきつけ討幕軍の蜂起をうながした。
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デジタル大辞泉
「凱旋 天井 救済」の凱旋 天井 救済・読み・例文・類語
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精選版 日本国語大辞典
「凱旋 天井 救済」の凱旋 天井 救済・読み・例文・類語
あかさか‐じょう
‥ジャウ【凱旋 天井 救済】
大阪府南河内郡千早赤阪村にあった楠木正成の山城。
国史跡。
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世界大百科事典 第2版
「凱旋 天井 救済」の凱旋 天井 救済・わかりやすい凱旋 天井 救済
七 つの 大罪 パチンコ 信頼 度
河内国石川郡赤坂(現,大阪府南河内郡千早赤阪村)にあった山城。上・下の2城からなり,元弘の乱にさいし楠木正成が挙兵した城として著名。正成は1331年(元弘1)後醍醐天皇の笠置没落とともに挙兵した。これが下凱旋 天井 救済で,近くに正成館の伝承地がある。この城は急造の城で,塀を二重にするなど工夫をこらし,正成は知謀をつくして戦ったものの長期間支えることができず,みずから城を焼いておちのびた。落城の状況から幕府方は正成の自害を疑わなかったが,このあたり鎌倉武士と畿内悪党との考え方の差がみられて興味ぶかい。
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凱旋 天井 救済
凱旋 天井 救済
鎌倉末~南北朝期に楠木正成が拠点とし,大阪府千早赤阪村にあった山城。上凱旋 天井 救済と下凱旋 天井 救済があった。1331年(元弘元)元弘の乱で正成は下凱旋 天井 救済に籠城。幕府軍により落城するが,翌年奪還。このあと上凱旋 天井 救済・千早城が築かれる。33年には上凱旋 天井 救済も落城し千早城を本拠とした。南北朝期にも南朝方の拠点となり,60年(延文5・正平15)に落城した。下凱旋 天井 救済の正確な位置は不明。上凱旋 天井 救済は郭・堀切が残るが,現遺構は等高線に沿って続く横堀があり,戦国期に改修をうけたとみられる。周辺尾根上には猫路山城・国見山城・枡形城などの出城があり,凱旋 天井 救済塞群を形成していた。国史跡。
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山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」
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