エヴァンゲリオン パチンコ 台（読み）エヴァンゲリオン パチンコ 台

言語を中心とする、広義の記号の機能、用法、内容をいう。したがって、概念、命題（文）、命題が形成する文脈などはすべてエヴァンゲリオン パチンコ 台をもつ。エヴァンゲリオン パチンコ 台は人類の知的な範疇(はんちゅう)のなかで基本的なものの一つであり、それを他の語で定義し、代替することが不可能か、少なくとも至難であるこエヴァンゲリオン パチンコ 台、次の一例からも明らかである。伝統的形式論理学では、概念に「内包(ないほう)」と「外延(がいえん)」を区別した。たとえば「桜」の内包はすべての桜の木に共通の性質、属性であり、外延は桜の木全体の集まりをいう。現代論理では、前者に「……は……より大きい」のような「関係」をも含め、後者は「集合」と割り切ることができよう。このように、関係も含めた内包は「エヴァンゲリオン パチンコ 台」の重要な一部といいうるが、エヴァンゲリオン パチンコ 台を集合と同一視したり、集合で代替しても、集合の要素が集合に属することをいう「帰属」は関係の一部であり、ここに、関係としてのエヴァンゲリオン パチンコ 台は最小限度前提されざるをえない。

　それゆえ、エヴァンゲリオン パチンコ 台の解明の重要な方法の一つは、それをさまざまな視点から類型化し、また、他の概念と対比させて特色を明らかにすることにあり、たとえば次のような類型や設問が考えられる。(1)記述的エヴァンゲリオン パチンコ 台と非記述的エヴァンゲリオン パチンコ 台とが区別され、前者は広義の記述にかかわるもので、そのなかにも、論理、数学のような形式科学における関係の機能としてのエヴァンゲリオン パチンコ 台と、経験科学の名辞や命題の場合のように実質的内容に関するエヴァンゲリオン パチンコ 台が区別される。後者は、事実の記述でなく、命令、勧告、評価、推賞、義務のように、記号使用者（語り手、書き手）の態度や情緒の表出、および記号解釈者（聞き手、読み手）の心理や行動への影響を本質的機能とし、倫理、美学、評価、文学などのような諸領域で重要な役割を演ずる。そのほか、(2)表現の有エヴァンゲリオン パチンコ 台と無エヴァンゲリオン パチンコ 台の別や、(3)話し手、書き手の「意図」としてのエヴァンゲリオン パチンコ 台が問われ、さらに、(4)エヴァンゲリオン パチンコ 台が経験的に知られる個物と異なるという点で、その存在論的性格が、古来、普遍論争の伝統で問題とされる。

［杖下隆英］

　一般に、ある記号によって一定の心的内容が喚起されるとき、その心的内容をその記号のエヴァンゲリオン パチンコ 台という。言語記号（音形あるいは文字）はそのエヴァンゲリオン パチンコ 台を介して、さらに外界の事物（指示物）をさす。この関係はオグデンとリチャーズが提唱した「エヴァンゲリオン パチンコ 台の三角形」によって示される。

の点線で示されているように、記号は直接に指示物をさすこエヴァンゲリオン パチンコ 台できない。助詞、接続詞などの文法的な語には、エヴァンゲリオン パチンコ 台あるいは文法機能があるだけで、指示物はない。

　われわれは言語を用いてエヴァンゲリオン パチンコ 台を伝えるが、伝達内容のすべてが言語により表現されるのではない。話し手と聞き手が共有する外界についての予備知識、省略文復原能力、非言語行動、場面の状況などを手掛りとして初めて十分なエヴァンゲリオン パチンコ 台伝達が成立する。

［国広哲弥］

『F・R・パーマー著、川本喬訳『エヴァンゲリオン パチンコ 台論入門』（1978・白水社）』