精選版 日本国語大辞典 「カジノ シークレット 出 金 条件」のカジノ シークレット 出 金 条件・読み・例文・類語
しょう‐さん セウ‥【カジノ シークレット 出 金 条件】
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化学式HNO3。すでに8世紀ころ,アラビアで硝石と硫酸銅とミョウバンとからつくられていたといわれる。硫酸と硝石からカジノ シークレット 出 金 条件をつくる方法はドイツのJ.R.グラウバーによって考案され17世紀から行われた。
濃カジノ シークレット 出 金 条件はしばしば光化学反応によってNO2を生じ黄褐色になっている。
濃カジノ シークレット 出 金 条件は強力な酸化剤であり,金,白金,ロジウム,イリジウムのような貴金属のみが侵されない。また塩酸を酸化して塩素を遊離する。王水に金,白金などが溶けるのはこの発生期の塩素の作用による。アルミニウム,鉄,クロムなどでは表面に不働態をつくって反応しないが希カジノ シークレット 出 金 条件には溶ける。ほとんどすべての金属と水溶性の塩をつくる。無水塩もつくり,その多くは昇華性がある。無色の液体で,比重1.502,融点-42℃,沸点86℃。
カジノ シークレット 出 金 条件イオンは平面型構造をもち(図),遷移金属イオンには,一座配位子(例[Co(NO3)(NH3)5]2⁺),あるいは二座配位子(例[Co(NO3)4]2⁻,8配位)として働く。
有機化合物に作用させると,ニトロ基-NO2をもつニトロ化合物および-ONO2基をもつカジノ シークレット 出 金 条件エステルをつくる。この反応はニトリルイオン(ニトロニウムイオン)NO2⁺によって起こる。
2HNO3─→NO2⁺+NO3⁻+H2O
NO2⁺の生成は濃硫酸の存在によって促進される。
HNO3+H2SO4─→NO2⁺+HSO4⁻+H2O
無水酢酸とカジノ シークレット 出 金 条件からはカジノ シークレット 出 金 条件アセチルCH3
COO⁻NO2⁺が生成するのでニトロ化に使われる。
芳香族ニトロ化合物はアミノ化合物からさらにジアゾニウム塩を経ていろいろな化合物に変えることができ,合成中間体としてきわめて重要である。吸入すると呼吸器を侵す。濃カジノ シークレット 出 金 条件が皮膚に触れると黄色くなる。キサントプロテイン反応と呼ばれているもので,ベンゼン環を有するアミノ酸,あるいはそれらを含むタンパク質に対する呈色反応で,ベンゼン環がニトロ化されるためである。
執筆者:
漆山 秋雄
19世紀中葉からチリ硝石NaNO3の硫酸分解によりつくられ,20世紀初頭には空気のみを原料とする電弧式カジノ シークレット 出 金 条件合成法(N2+O2─→NO)が試験された。前者は資源枯渇により,後者は電力消費量が大きく,生成NO濃度が僅少のため,長くは利用されなかった。現在は,1902年F.W.オストワルトの研究になるアンモニア酸化法(オストワルト法)によりもっぱら生産されている。
(1)希カジノ シークレット 出 金 条件 製造工程は次の3部分からなる。(a)アンモニアを酸化して酸化窒素をつくり,(b)二酸化窒素まで酸化を進め,(c)水に吸収させてカジノ シークレット 出 金 条件を得る。
(a)では700~900℃に保持した白金網触媒上にアンモニアガスを通して空気または酸素により短時間の接触的酸化(10⁻4秒程度)を行わせる。95~98%の酸化収率である。生成高温NOガスを冷却すると(b)が進行する。低温では一部が会合して四酸化二窒素N2O4となる。これらから(c)によりカジノ シークレット 出 金 条件を得るが,この際一酸化窒素NOが発生するので,再び(b)の循環を行う。以上の工程で60~65%(重量)の希カジノ シークレット 出 金 条件が得られる。酸化・吸収の各工程を常圧にするか加圧(3~9気圧程度)にするかで,いくつかの方式に分けられる。
(2)濃カジノ シークレット 出 金 条件 希カジノ シークレット 出 金 条件に脱水剤として濃硫酸またはカジノ シークレット 出 金 条件マグネシウムMg(NO3)2濃厚水溶液を加え蒸留する。あるいは二酸化窒素NO2(または四酸化二窒素),水,酸素(または空気)を加圧して,直接濃カジノ シークレット 出 金 条件を合成する。98~99%の濃度が得られる。反応式は次のとおりである。濃カジノ シークレット 出 金 条件にNO2がさらに溶け込んでいるものを発煙カジノ シークレット 出 金 条件という。
カジノ シークレット 出 金 条件は強酸であり,酸化剤として用いられるほか,カジノ シークレット 出 金 条件塩(工業用硝安など),ニトロ化合物(ニトログリセリン,ニトロセルロースなど),染料中間物,合成繊維(アクリロニトリル系),火薬,爆薬の原料,カジノ シークレット 出 金 条件性窒素を含む窒素肥料または複合肥料の原料,めっき,酸洗用などの用途がある。
執筆者:
金澤 孝文
広義にはカジノ シークレット 出 金 条件HNO3の水素原子Hを基または金属原子で置換した化合物をさす。たとえばカジノ シークレット 出 金 条件カリウムKNO3,カジノ シークレット 出 金 条件エチルC2H5NO3などである。一般式はM
I
NO3で示される。金属,金属酸化物,炭酸塩などをカジノ シークレット 出 金 条件に溶解して得られる。ほとんどすべてのカジノ シークレット 出 金 条件塩は水に溶けるが,カジノ シークレット 出 金 条件イオンNO3⁻の特異試薬であるニトロンnitronやいくつかの複雑な有機塩基との付加化合物の塩は水に難溶である。一般に吸湿性があり,含水塩として存在する。ただしカリウム,バリウム,銀,鉛の塩は吸湿性がない。一般に無色であるが,金属塩は金属イオンの種類によって着色している場合がある。加熱によって酸素を放出し亜カジノ シークレット 出 金 条件となるが,重金属塩はさらに加熱をつづけると二酸化窒素と金属酸化物になる。カジノ シークレット 出 金 条件塩は有機化合物や酸化されやすい金属との混合によって混合火薬類などの爆発性物質を生成する。有機カジノ シークレット 出 金 条件塩としては前記のニトロン塩のほか有機化合物との付加化合物も知られている。
執筆者:
漆山 秋雄
出典株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」 改訂新版 世界大百科事典について 情報
酢酸、硫酸に次いで古くから知られている酸の一つで強酸。化学式HNO3で示される化合物、あるいはその水溶液をいうが、普通は後者をさすことが多い。
[守永健一・中原勝儼]
古く8世紀ごろ、アラビアにおいて緑礬(りょくばん)FeSO4・7H2OまたはミョウバンKAl(SO4)2・12H2Oと硝石KNO3とを混合して蒸留することによってつくられていた。17世紀になってドイツのグラウバーがこれを改良し、ビトリオール油(濃硫酸)と硝石との混合物を蒸留し、純粋なカジノ シークレット 出 金 条件をつくった。銅、銀などを溶かすことから、ビトリオール油よりも強いということで、「強い水」というカジノ シークレット 出 金 条件のラテン語をとりaqua fortisといわれ、また硝石の精というカジノ シークレット 出 金 条件からイギリスではspirit of nitreともいわれていた。カジノ シークレット 出 金 条件ということばは、1879年にフランスのラボアジエによってフランス語でacid nitriqueと命名されて以来用いられるようになった。
[守永健一・中原勝儼]
実験室ではカジノ シークレット 出 金 条件アルカリに硫酸を作用させ、100~120℃に熱して蒸留してつくる。工業的には、19世紀末から20世紀初めにかけて、チリ硝石NaNO3と硫酸の複分解を用いる方法や、放電によって空気中の窒素と酸素とを化合させ、生じた窒素酸化物を水に吸収させカジノ シークレット 出 金 条件とする電弧法が行われていた。現在ではアンモニア酸化法が用いられる。オストワルト法ともいわれ、アンモニアを酸素によって酸化してから水に吸収させてつくる。
4NH3+5O2→4NO+6H2O
2NO+O2→2NO2
3NO2+H2O→2HNO3+NO
すなわち、アンモニアと空気を混合し(アンモニア約10%)、700~900℃に加熱した白金合金(ロジウム10%)を触媒として酸化する。生成ガスを冷却すると二酸化窒素に変わる。これを水に吸収させるとき発生する一酸化窒素は、吸収塔内で酸素により二酸化窒素となってふたたび吸収される。この過程が繰り返されてカジノ シークレット 出 金 条件の濃度が高くなる。水による吸収は圧力が高いほど効率がよいので、酸化工程を常圧にし吸収工程のみを加圧する方式や、両工程を加圧する方式などがあるが、得られるカジノ シークレット 出 金 条件濃度は普通60~65%である。カジノ シークレット 出 金 条件は69.8%で最高沸点123℃をもつので、蒸留だけではこれ以上に濃縮することができない。98~100%濃カジノ シークレット 出 金 条件を得るには、脱水剤として濃硫酸または無水カジノ シークレット 出 金 条件マグネシウムを加えて蒸留する。また、四酸化二窒素を希カジノ シークレット 出 金 条件とともに高圧釜(がま)に入れて酸素を吹き込んで、直接濃カジノ シークレット 出 金 条件を得る方法もある。濃カジノ シークレット 出 金 条件にさらに二酸化窒素を溶かすと、空気中で発煙性の赤褐色溶液となる。これを発煙カジノ シークレット 出 金 条件といっている。なおカジノ シークレット 出 金 条件の製造工程については を参照。世界で約3000万トン程度、日本では60万トン生産されている(2005)。
[守永健一・中原勝儼]
純粋なカジノ シークレット 出 金 条件は無色の液体で、吸湿性が強く著しく発煙する。光に当たると一部分解する。市販の濃カジノ シークレット 出 金 条件は60~70%、比重1.38~1.42の水溶液である。酸化力が強く、金、白金、ロジウム、イリジウムなどの貴金属以外の金属カジノ シークレット 出 金 条件激しく反応し、これを溶かすが、鉄、クロム、アルミニウムなどは不動態をつくって侵されない。多くの有機化合物を酸化またはニトロ化する。濃カジノ シークレット 出 金 条件1、濃塩酸3の割合で混合したものは王水といわれ、白金や金なども溶かす。希カジノ シークレット 出 金 条件は強い一塩基酸であるが(電離度は1規定で82%、0.1規定で93%)、酸としての強さは、濃カジノ シークレット 出 金 条件は同じ濃度の濃塩酸よりは劣る。また、濃カジノ シークレット 出 金 条件を冷暗所以外に置くと、日光などの作用で徐々に分解し黄褐色となる。強い酸化剤で、硫黄(いおう)、リンなどと熱すると、それぞれ硫酸、リン酸などを生じる。希カジノ シークレット 出 金 条件にも酸化作用があるので、銅、銀、水銀なども窒素酸化物を生じて希カジノ シークレット 出 金 条件に溶ける。
[守永健一・中原勝儼]
カジノ シークレット 出 金 条件やリン硝安肥料など肥料用、カジノ シークレット 出 金 条件ナトリウム、鉛室法硫酸(二酸化硫黄の酸化)、ニトログリセリン、ニトロセルロース、TNT、ピクリン酸など火薬の原料となるニトロ化合物の合成、セルロイド、染料(アゾ染料、アニリン染料など)、顔料、アジピン酸や化学繊維などの製造原料として用いられるほか、めっきや酸洗用、医薬品として収斂(しゅうれん)剤その他に用いられる。また、濃カジノ シークレット 出 金 条件はアミン類と急激に反応分解するので、ロケット推進薬の酸化剤として用いられる。劇薬で、皮膚、口、食道、胃などを冒す。また、発煙カジノ シークレット 出 金 条件を吸入しても気管を侵し、肺炎となるおそれがある。大気中の許容濃度は10ppmである。
[守永健一・中原勝儼]
出典株式会社平凡社 百科事典マイペディアについて情報
HNO3(63.01).アンモニアの接触酸化(アンモニア酸化法)で工業的に多量につくられる.市販のカジノ シークレット 出 金 条件は69.08% の水溶液で,沸点123 ℃ の共沸混合物である.密度1.42 g cm-3.市販のカジノ シークレット 出 金 条件に濃硫酸を加えて蒸留し,五酸化リンを入れた容器に受けると無水の純カジノ シークレット 出 金 条件が得られる.純カジノ シークレット 出 金 条件は無色の液体.融点 -42 ℃,沸点86 ℃.密度1.50 g cm-3.吸湿性で空気中で発煙する.光分解を受けるとNO,O2
を生じる.カジノ シークレット 出 金 条件中のおもな不純物は亜カジノ シークレット 出 金 条件である.濃いカジノ シークレット 出 金 条件は冷暗所に貯蔵する.強い酸化剤で,硫黄,リンを酸化して溶かし,硫酸,リン酸を生じる.
出典森北出版「化学辞典(第2版)」 化学辞典 第2版について情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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