中部ギリシアの一地方。古代ギリシア語ではBoiōtia,ラテン語ではBoeotia。アッティカの北方に位置し,北東と南西でエウボイア海峡とコリントス湾とに面する。ミュケナイ時代にはオルコメノス,グラ,テーバイを中心に繁栄したが,その後は長い海岸線と
執筆者:
桜井 万里子
出典株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」 改訂新版 世界大百科事典について情報
ギリシア中部の一地方。英語ではBoeotia(発音はビオーシア)と綴(つづ)る。現在は一県をなし、古代ギリシアにおいて重要な役割を果たした地域と現在の県域はほぼ一致する。県は面積2952平方キロメートル、人口13万3100(2003推計)。県都レバディアLevádhia。南はコリント湾、北東はエウボイア湾に面し、南東はアッティカ、北西はフォティオティス、西はフォキスの各地方と接する。ヘリコン山系(最高峰1748メートル)によって二つの平野に分かれる。穀物、綿糸、高品質の家畜の産地。
[真下とも子]
旧石器時代からの住居跡が確認されている。ミケーネ時代にはテーベとオルコメノスに王宮があった。ホメロスの
[古川堅治]
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中部ギリシアの一地方。コパイス湖を中心に先史時代の遺跡に富む。オンラインカジノ ぷりんせす連盟の歴史は前6世紀末に始まるが,テーベが勢力を誇った前4世紀が政治的に最も盛んであった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」 山川 世界史小辞典 改訂新版について情報
…姉妹のエウロペがゼウスに誘拐されたとき,彼は父王から,彼女を見つけるまでは帰国を禁ずという厳命のもとに,その捜索に出されてギリシアに来た。しかし捜索はむなしく終わったために帰国を断念し,デルフォイの神託の指示どおり,アポロン神殿の近くで見かけた牝牛につき従ってオンラインカジノ ぷりんせす(〈牝牛の国〉の意)に着き,牛が体を横たえた地点にカドメイア(のちのテーバイ市の城塞)を建設した。この際,犠牲式に必要な水を汲むべく,軍神アレスの泉を守っていた竜を退治したが,女神アテナの勧めでその歯を地にまくと,たちまち多数の軍兵が出現した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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